1974-05-08 第72回国会 衆議院 商工委員会 第32号
しかも工賃、これらについては、別珍のごときは約三分の一、雑綿が三八%、このような中でとうとい命まで奪われたということは、先日私が申し上げたとおりであります。このように、一方では輸出が減り、そして一方では輸入がふえてくる。こういう中でこの輸入はやはり野放しにしておるという限り、どんなに業者の皆さんが努力をしても、はたしてこれらの努力に報いることができるかどうか。
しかも工賃、これらについては、別珍のごときは約三分の一、雑綿が三八%、このような中でとうとい命まで奪われたということは、先日私が申し上げたとおりであります。このように、一方では輸出が減り、そして一方では輸入がふえてくる。こういう中でこの輸入はやはり野放しにしておるという限り、どんなに業者の皆さんが努力をしても、はたしてこれらの努力に報いることができるかどうか。
雑綿についても同様で、昨年の七月にメートル当たり七十八円、がこれがいまでは三十円なんですね。これは三八%になっておるわけです。このようにして、みずから織ることによって喜びを感ずる業者が、みずから生産調整をして、そうしてこの生産を減らしていく。しかも、いま申し上げたように、工賃がもうべらぼうに下がっておる、こういう実態なんですね。こういう実情について十分に知っておられるかどうか。
パキスタンに対しては非常に割高の原綿を買いつけるというのは、私どもは雑綿の買付については賛意を表しておるのでありますが、こういう片一方において非常に不利な日本の受取り勘定の状態をつくりながら、向うからは義務的に六十万俵ないし六十五万俵というような慶大な原綿の買付を約束しているように思う。
私はこの間政府の発表を見ましたところが、つい三、四日前雑綿を十万こりよけい入れるようにして、米綿を少し少くするというようなお話でありましたが、大体月々原綿を九十億円輸入しておる。年間一千億あまりの原綿を政府は輸入しておると思う。
○加藤正人君 パキスタンから雑綿を輸入しておるのでありますが、従来はAA制によつて輸入しておりましたけれども、それは完全に操短の目的を果すためにはAA制を置いてはいけない、差支えがあるというので、AA制廃止ということを要望しているのでありますが、それはパキスタンから雑綿を輸入することをやめるのだというような感違いから、パキスタンの日本に来ておられる代表者が色をなして怒つたということを私は聞いているのですが
例えば日本が輸入すべき雑綿を輸出し得るパキスタン、又インドネシアのように日本に輸入するによい物を持つていない所、そうして又フイリピンのように、資源はありまするけれども、本当にまだ経済提携の十分できていない所、いろいろな点がございますが、こういう個生の国に対しまして、あらゆる手を打ちたいと思います。
それも雑綿を入れなければ……。困つておるのは一万錘前後、あるいはそれ以下の連中がかなり最近の設備で困つておる。しかしこのことにつきましても、綿糸価格の状態と綿花の価格の変動等から私は立ち直り得る、こう考えておるのでございまして、いたずらに新聞に出た数字で五割、六割今でも出血を見るといいますが、そうたくさん出血は見ておりません。
そうして、大体、百七十万俵のうち百二十万俵が米綿、五十万俵が雑綿、その五十万俵はまだ全部手当ができていない。百七十万俵の原綿を以てしますというと、一月のような十七万七千梱というような生産を挙げますというと、この十月、十一月頃には原綿はなくなつてしまうのです。極端に言えば、その頃になるというと十割の操短をしなくちやいけんような重大な事情になるのであります。
それから今着ております警察予備隊員の服装は、大体全部純毛でございまして、これが七万円ぐらいかかりますが、われわれとしてはある程度雑綿等を入れまして、四万円くらいの服装にいたしたい、こういうような計画であります。これも自動車とか無電機械が軍需だと言えばそうかもしれませんが、自動車も通信機械も平和産業と言えば平和産業と言えるのであります。被服その他につきましては、これは平和産業と言えましよう。
又この計画は一九五一—二年綿花年度において、我が国が確保可能の米綿並びに各種雑綿合計百六十五万俵の原綿量の面より算出してもほぼ同一の結果となり、頗る時宜に適した措置といつていい。
○境野清雄君 それは勿論そうでしようが、大体政府のほうでオープン・アカウントで買うほうがいいというようなことから、昨年度のようなクレジットに対する熱意がなくて、十五ヵ月を十二ヵ月に切れとか、十二ヵ月は九カ月でもいいのだというような機運が政府部内にあることは事実で、そういうようなことがむしろ輸入を、雑綿や何かをたくさん入れるほうが手持外貨の関係上都合がいいというような考えを持つておらないか、こういう意味
○境野清雄君 今のに関連して質問したいのですが、ポンドが余つていて、そうしてどうしてもそういうような雑綿やなんかを買う気配が強い。二割五分乃至二割高いものでも買わなくちやならぬというようなことがアメリカへ響くからアメリカの今の綿花のクレジット問題も最近非常にやかましくなつているというような点は政府はあれですか、どんなふうなお考えを持つておりますか。
じやないのですが、さつきの油井君の質問と通産次官の答弁とが食違いがあるようであつたと思うので、油井君おりませんが、一言だけ次の機会にお答え願いたいと思うのは、油井君の質問しておる要点と言いますか、要するに日英通商会談の結果はもう通産省の御承知の通りでありまして、今日ポンドの手特が多くなつてドルが不足しておるということから、例えば紡績ならば紡績というものを例にとりましても、どうしても今の情勢で行けば高い雑綿
十四万円のマル公を設定した場合が、十万五千円の原価計算でありますが、それでも五十二セント、八万円のマル公が四十二セントの米綿でありまして、無論雑綿の計算も考慮に入れたのでありまするが、それらの点から現在の三十三セント、四セントということを期待して綿糸の価格を算定いたしますると、現在の相場よりもなお遥かに下げる余地が残されておるというところに帰着するのであります。
なお我々といたしましては、相当の設備を持つておりますから、将来雑綿あたりを輸入するのにステープルフアイバーに替える、これは用途によつて替えるのでありまして、ステープルフアイバーを混用してやつたらどうか、こういう話も出ておる次第でございます。